贅沢な家作り
気持ちよい爽やかな5月が去り、早くも梅雨に突入しそうな気配です。
家の中も、湿気が多くなりがちですね。
室内の結露やカビ、部屋干しの洗濯物のにおい等、おうちの中が不快な環境に
なりがちです。キッチンの除菌にも気をつける必要がありますね。
最近は、除湿機を使う家庭が非常に多くなっているとか・・・。
冬は加湿器、夏は除湿機、そして1年中、空気清浄機を使っているという方も
多いかと思います。
昔は、そんな機械に頼ることなく、どんな季節も過ごしていました。
鎌倉時代の歌人、吉田兼好さんが、徒然草の中で「家は夏を旨をもってすべし」と
書いたように、夏は高温多湿の亜熱帯気候に近くなる日本では、なるべく風通しの良い
家作りがされていました。また、空気中の湿度を吸ったり吐いたりしてくれる
木や土、紙などが、家作りに使われていたんです。
実際に、日本の伝統的な工法で建てられた家に行ってみると、中はヒンヤリとしていて、湿気や蒸し暑さはあまり感じません。
加湿器や除湿機などでエネルギーを消費しなくても、普通に自然のありように従って
いれば、快適な環境は手に入れられるのかもしれません。
ただ、今の日本の状況では、そんな家作りは贅沢なことなんですね、きっと・・・
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「住まい・インテリア」カテゴリの記事
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コメント
はじめまして。ラブリングの一覧を見てましたら 気になるブログ名を見つけまして飛んできました。大変なお仕事をなさっているのですね。もうすぐ梅雨ですし、それが終わると暑い夏が・・マンション暮らしですから 外の気温の影響をまともに受けます。最近は珪藻土の壁というのもあるとのこと。出来るなら昔のように呼吸する家に住みたいものですね。
投稿: 花mame | 2005年6月 5日 (日) 18時44分
初コメント!ありがとうございますv
どこにもリンクしてなくても、こうやって見てくれてる方はいるんですねぇ~。すごいです。
珪藻土は、自分で塗る事もできて、人気ですね。空気中の有害物質を吸い込んでくれるという事で、シックハウス対策にもなるようです。
質感的には、けっこう軽いというか、シュカシュカっとした感じに仕上がります。私としては、もう少ししっとりした、漆喰の方が好みです。
塗り壁は、今の新築住宅にはほとんど使われていませんが、これからもう少し見直されていくような気がします。でも、それまでに左官屋さんがいなくなっちゃうかも~。
是非また、コメントくださいね。花mameさんの陶芸にも、興味あります。ちょこちょこ見に行きますね~。
投稿: spiral | 2005年6月 7日 (火) 01時21分
こんにちは。
とうとう梅雨に入ってしまいましたね。でも昨日今日と中休み??梅雨時は体調が整わなくて、なかなか更新できないでいます。
珪藻土はシュカシュカした感じ。うん、わかりますw 漆喰というのもいいですね。そういうお話は勉強になります。
左官屋さんいなくなってしまうかもって言うのはなかなか深刻な問題ですね。 私の実家の近所にも左官屋さんがありましたが、仕事が少なくなっていたようで 年齢や健康の問題もあり 廃業してしまいました。 どこの世界でも職人が少なくなってきていますね。
不定期更新ですが またいつでも見にいらしてくださいね♪ 私もお邪魔させていただきますw
投稿: 花mame | 2005年6月13日 (月) 13時01分