おとなの小論文教室
今日は本の紹介です。
「大人の小論文教室。」 山田ズーニー
これは、人気サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の中のコラムを、本にしたものだそうです。私はこの本を書店でたまたま見かけて、ぱっと買ってしまったので、サイトのコラムは見たことがなかったのです。
最近、このブログもそうなんですが、他にも原稿を書くお仕事もあるし、昔から書くことは好きなんですが書き方や作法のようなものをきちんと勉強したことがないので、何か参考になればな~と、言う程度で読み始めましたが。
内容は、全く予想外でした(笑)
自分の思いを伝える。
自分の気持ちを、表現する。
自分の頭で考え、自分の言葉で表現する。
それは、
人とつながる、こと。
この、人とのつながりがうまく持てないとか、自分の存在を消そうとする、距離感がつかめない、っていう人が増えてるな~と、私でも思います。
自分の存在を消そうとするあまり、周りの人もいないことになってる。例えば電車で化粧する女性。
就職活動のセミナーに参加するのに、何か発表しないといけないなら参加しませんという学生さんもいるとか。自分の考えを発表できないで、どうやって就職活動するんだよう!
コミュニケーションの問題ですね。
私にとってう~むとうならされたのは、「自分の才能はどこにある?」という箇所でした。
才能は、実は自分の中にあるんじゃなくて、・・さてどこにあるのでしょう?
自分の理想、好きなこと、世界観を守っていくことは、ともすれば閉じてしまうことにつながる。でも、社会の中で活かされてこそ、それは価値のあることなんですよね・・・
なんだかうまく書けませんが、そういう本でした。
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