アール・ド・ヴィーヴルサロン その2
さて、アール・ド・ヴィーヴルの長尾先生と出会ってから、もう1年以上が経ちます。
初めのきっかけは、サンケイリビングに載っていた、講座の生徒募集の記事。
私は何でも、決めたりうごいたりするのが遅くて、いつも迷っているうちに時期を逃したりすることが多いのですが、この時は不思議とすぐに電話に手が伸び、気付いたら受講を申し込んでいました。何か、引き付けられるものがあったのかもしれません。
先生とお話をすると、いつも心が動きます。
とても強い信念を持ってお仕事に取り組まれていることを、ひしひしと感じるからです。
先生は、テーブルコーディネート(以下T/C)で関西を代表するような、立派な方なのですが、一番大切なのは、お客様をもてなす「心」や家族を大切にする「心」、暮らしを丁寧に楽しむ「心」だといつも言われます。ただ単に、きれいに並べるだけが、T/Cではないと。
お金さえ出せば、きれいなもの、便利なものがいくらでも手に入る時代。
でも、そこに少しだけ自分の手を加えれば、オリジナルな自分らしいものができる。
ぜいたくではなくても、そういう心のこもったものをおもてなしに使えば、もっと喜んで頂ける。
手作りすれば、自分の家や暮らしにしっくりと合うものができあがる。
お仕着せのデザインをそのまま使うのではなく、自分のライフスタイルを自分自身でデザインする楽しさや大切さを、もっと広めて行きたいの、と、先生はいつも熱心に語られます。そしてこれは、他の誰もしたことがないお仕事。先生自身が自分で道を切り開いていかなくてはいけないお仕事です。
「テーブルコーディネーター」と一言で言っても、目指す方向は人それぞれ。
それと全く同じことが、私の仕事にも言えます。
どんなことがしたいのか、何ができるのか。
しっかり見定めて、自分自身の道を見つけなくては・・・
と、講座の内容とはまた別に、いつも勉強になる、長尾先生の講座なのでした。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント