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2007年3月20日 (火)

映画【ドリーム・ガールズ】

今すぐしなくちゃという仕事が途切れたそのすきに、映画館に走って(文字通り走って)行ってきました。

「ドリームガールズ」仲良し女の子3人で結成したコーラスグループ「ドリーメッツ」が夢をつかんで成功していくミュージカルです。ストーリー自体は、ショービジネス界の裏側とか、成功の影にある裏切りや陰謀などなど・・。よくあるパターンですが、時代を代表する音楽に彩られて、心に残る作品になっています。

特に、「ドリーメッツ」(後に「ザ・ドリームズ」に改名)の2人の女性、エフィとディーナが見せる変化に注目しました。

オーディションでこの役に大抜擢され、今年のアカデミー賞などを総なめにしたジェニファー・ハドソンが演じた、エフィ。
ダイナマイトなボディからあふれるダイナマイトな歌声・・・。自分の歌唱力に自信満々。でも正直言って、単に声量があるだけじゃん、という感じ。
そして、美しい歌姫ディーナを可憐に演じたのは、本人も大スターでディーバのビヨンセ。こちらも、個性がない。確かに美しいけれど、言われたままに歌っているだけ。この2人が、物語の展開に合わせて大変身。素晴らしいボーカルを聴かせてくれます。

エフィはストーリーの後半、わがままな行動がたたって恋人であるマネージャーに去られ、グループからも追放される。その恋人に「行かないで、絶対に別れない」とすがる歌声の、胸に刺さるような悲壮感。
結局何もかもを失い、捨てばちになりますが、最後のチャンスとクラブのオーディションを受けます。その時の

「私は変わったの、心を入れ替えた。でもあなたの助けが必要よ。」と歌う、決意と自信と、心を開いた明るさ。
パワフルな中にも情感がこもり、女性の弱さと強さを感じさせました。

そして、夫であるレコード会社の社長に言われるがまま華やかなステージに立ち、言われるがままに歌うディーナも、夫との別離を決めてからが本領発揮でした。
夫が見守るレコーディング風景。
「私の心からの叫びを聴いて欲しかった。私は今、一人で人生の十字路に立っている。今まではあなたについてきたけれど、これからは私自身の声を探しに行くわ。」
ブースの向こうにいる夫を見つめながら、叫ぶように歌い上げたこの曲が、そしてそれを歌うディーナの表情が、心に焼きつきます。

夢をかなえる時、一方で何かを失うものなのかもしれません。でも自分の信じるものがあれば、強く生きていける・・・。
きっと、誰の人生でもそうですよね。スターじゃなくても、一人ひとりが自分の人生の主人公だから。そんな事を思いました。

勢いでサントラも買っちゃいました()
さあ、元気をもらって、また私も自分の夢を追いかけよう~^^

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コメント

もしかして、最近、ひとり映画にはまってる?
そんなspiralさん、すごいです。
私だったら、ついつい、また今度・・・って思ってしまう。
ずっと行きたいって思っている「マリーアントワネット」も行かないまま終わってしまいそうな予感・・・
ひとり映画って、まだやったことなくて、それでなんとなく行けないのかなぁ?怖くない?

投稿: なおこ@Mylife | 2007年3月24日 (土) 00時08分

もしかして、最近、ひとり映画にはまってる?
そんなspiralさん、すごいです。
私だったら、ついつい、また今度・・・って思ってしまう。
ずっと行きたいって思っている「マリーアントワネット」も行かないまま終わってしまいそうな予感・・・
ひとり映画って、まだやったことなくて、それでなんとなく行けないのかなぁ?怖くない?

投稿: なおこ@Mylife | 2007年3月24日 (土) 00時08分

全然、怖くないよ~(笑)
けっこう、一人で来てる人も多いですよ。
ホラ急に思い立って行くので、約束できないもので・・・一人なんです。気楽よ。

でも観終わった後に、感想を語り合う相手がいないのは淋しいかも。
ま、わたし一人でお茶したり、ごはん食べたりも平気だからなぁ。

また、いつかご一緒しましょ!^^

投稿: spiral | 2007年3月24日 (土) 20時40分

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