黒い飛行機
黒い飛行機が、関西にも飛ぶそうです。
スターフライヤーという国内線で、格安の航空料金で、北九州、羽田、関空を結びます。
「明度の高い色は軽く感じ、低い色は重く感じる」というのは、色彩理論の基本中の基本。
要するに、同じ大きさ・形のものでも、それが白ければ軽く、黒ければ重く見える。
これまでの飛行機って、普通は白い機体に、アクセントの文字やマークが入っていましたね。今まで、それが当然と思ってましたが、確かに、鉄のかたまりなのに軽やかに飛んでいるように見えます。
ところが、スターフライヤーはあえて黒い機体を採用しました。
厳密には真っ黒ではなく、翼などは白で、全体に白と黒のツートンカラーになっているのですが、それでもやっぱり重そうに見えます。
「なんか、落ちそうに見えないかしら・・・?」
で、ここでもう一つの色の理論がでてくるんですね。
「二つの小さな箱が並んでいます。一つは白い箱、もう一つは黒い箱。高価な宝石が入っているのはどちらだと思いますか?」
答えは、そう黒ですね。
黒は、高級感を表します。
スターフライヤーでは座席数を減らし、全て革張りのシートを採用。機内で出すコーヒーにもこだわるなど、上質のサービスが特徴だそうです。そのプレミアム感や、今までの常識をくつがえす航空会社であることを表現するために、黒い飛行機にしたのでしょう。
機会があったら、一度乗ってみたいです。
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