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2007年9月 2日 (日)

大人も子どもも、ちょっとずつ我慢。

子どものころ、おもちゃや洋服を買うことを、やたらと我慢させられた記憶がある。
本好きで、本の世界に没頭さえできていればよかったわたしは、おもちゃはたいして欲しくなかったけれど、小学校高学年くらいになってちょっとおしゃれしたくなってきた頃、ダサい洋服ばかり着せられるのは、かなりつらかった。
そのほか、スナック菓子はダメ、寝る前の飲み物もダメ、味付けの濃いおかずや外食もダメ、髪を伸ばしちゃダメと、やたらと我慢させられる事が多かった子ども時代。

「う~~~、早く大人になりたい!!」

で、大人になった今、子ども時代の反動か、思い切り自分に甘くなってる感は否めず(笑)。もちろん何でも思い通りにというわけにも行かないのだけど、寝る前のアイスくらいは、自己判断で・・・(笑)

さて、今日は午後から、次男の三輪車を買いに出かけた。車に乗った瞬間、「暑い、クーラーつけて」「風が強すぎるからゆるくして」と偉そうに言ってる子ども達に、ふと違和感。少しくらい暑いからって、なんなのだ。生まれたときからなんでもあって、何でも思い通りになって。親がめんどくさがって、子どもの欲しがるままに買い与えることも良くない。このまま、彼らが我慢を知らずに大人になって、大丈夫なのかしらって・・・・。
便利すぎる世の中、ちょっとずつみんなが我慢しないと、地球環境とかそんなレベルじゃなくても、人間関係から難しくなっちゃうんじゃないのかな~・・・、って。

ところで今日は世界陸上の最終日でもあった。朝から女子マラソンの応援に行ったのだけど、先導車や中継車にはどれも、車体にこれでもか、ってほど大きく、緑色の文字で「CO2排出量削減」「環境に優しいハイブリッドカー」と謳ってある。数年前に同じ場所でマラソンを見たときには無かったと思う。そう、こうやって人が集まって何かする、というのは、イコール環境に負担をかけてるということなのだ。で、少しでもそれを軽減してる、ということをアピールするのが、ここ数年で社会的にも意味のある行動になっている。少しずつだけど、ずいぶん変わったな、なんて思ったのだけど。
よく考えてみたら、自動車を電気自動車にするのなんて、誰もなにも我慢してない。ハイブリッド車は割高だけど、買うときに補助金も出るし。

それに比べたら、日常生活で暑さを我慢してエアコンの設定温度を高めにしてみたり、ゴミをちまちま分別したりするのって、誰~~もほめてくれない、地道な行動なのだ。だから、なかなか広まらない。大人だって、この便利な世の中に慣れきってるから。
やっぱ、ちょっとは親も我慢しなくちゃね。便利に何でもポイポイと捨てちゃ、いけません。クーラーガンガンもいけません。
子どものころ、あれほど色々我慢して、大人になってもまた我慢・・・。多分、すっごく楽しく便利な暮らしを、環境の心配なんかなく謳歌した世代の人もいるんだろうけど、これも世の移り変わりと、自分がどのタイミングで生まれてきたか、なのだ。これから大きくなる子どもたちは、もっともっと環境に配慮した暮らしをしなくちゃいけなくなるでしょうからね・・・。

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