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2008年4月 3日 (木)

ユニバース・オブ・コタツ

ユニバース・オブ・コタツ

図書館で見かけた「KYOTO Journal」と言う英字雑誌に、日本の家についての記事が。海外から、滋賀県の築300年の古民家に嫁いだ女性の著書からの、抜粋らしいです。イラストが可愛くて気に入ったので、図書館のコピーサービスを利用してきました。(ここにはあまりはっきり載せてはいけないと思いますので、機会があったら雑誌を探してみてください。)

外国に、日本の伝統的な住まいを紹介している文章なので、日本人のわたしから見て、懐かしいやら、楽しいやらのお宝記事でした^^

写真の左側がこたつについて書かれた号です。こたつの断面図がユーモラスで分かりやすいのです。こたつの仕組みに加え、その近代化について(ヒーターが電気になった、キルトの柄が変わった、ダイニングテーブルの高さで椅子に座って利用するものまで現れた!などなど)も書かれています。
洗濯物が乾かしてあったり、新聞や郵便物の山があり、みかんや湯のみなどが散らばるカジュアルな空間であること。家族みんながテレビを見たり、新聞を読んだり、書きものをしたり、子どもは宿題、お年寄りなら身体を温めるなど、ここで何でもする、温かい空間であると書いてあります。文章の最後には、滋賀県の寒さの厳しい地方では、もっと効率的な暖房があればとも思うけれど、もしそうなったとしても、ジャパニーズスタイルの心地よいこたつのライフスタイルは守りたい、とありました。

右側がスライドドア、つまり障子や襖について書かれたものです。日本では壁と言うものが極端に少なく、ほとんどの壁は動く、つまり引き戸になっていることに初めは慣れなかったそうです。壁とドアの区別がほとんどないと・・・外国の方にはさぞ驚きだったでしょうね。障子とは、薄い紙でできていて、家庭で張り替えをすることや、その張り替えの仕方が書かれています。襖は、絵や書の書かれたしっかりした紙が両面から張られているとありますが、障子もふすまも、ほうきをうっかりぶつけたり、やんちゃな猫によってしばしば破かれるとあります。また、襖は6月にはよしずに入れ替えることも書かれています。
とりわけおもしろかったのは、ガラスの引き戸は木の桟で10~30くらいのブロックに分かれるので、手入れの時は指に雑巾を巻きつけて拭かなくてはならない、と言う所。そうそう、それが典型的な日本のお掃除スタイルでしたよね~。

図書館には、この雑誌のバックナンバーがたくさんあったので、また探してきて読もうと思います。辞書片手になので、なかなか進まないのですが。
この話をブログで紹介しようと思いながら、読み進めるのが遅くなったために、更新もすっかり久しぶりになってしまいました。

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