身の回りを清潔に整えよう~半夏生~
今日も、暦の話。。
明日、7月2日は「半夏生」という日です。「はんげしょう」と読みます。「八十八夜」などと同じような、暦で言う「雑節」の一つです。
「半夏」という植物(これは毒草だそうですが)が生える頃、という意味で、梅雨の後半に入る時期にあたります。昔は、半夏生までに何があっても田植を終わらせなくてはいけない、とされていたそうです。時期的に、急に寒くなったり雨が続いたとしても、田植がここを過ぎてしまえば、秋の収穫は期待できないと言われていたらしいです。
昔は、半夏生は夏至から11日目と決まっていましたが、今は太陽の視黄経が100度となる日を半夏生としています。どちらにしても、7月1日か、2日になるそうです。
半夏生の日には、してはいけないとされていたことがいくつかありました。基本的に、地に毒が満ちる日と言われていましたので、
・井戸には蓋をする
・この日取れた野菜を食べない
・竹林に入ってはならない
などなど、言われていたそうです。
たかが迷信、と笑うなかれ…
昨日書いた、「夏越の祓」もそうですが、昔の人は、その時期、その時期の気候を、現代とは違う捉え方で、過ごそうとしていたんだな~と思います。
昔より格段に衛生面は向上したとはいえ、現代でも今の時期は、食べ物も傷みやすくて食中毒も増えるし、洗濯もしにくい。蒸し暑くて体調を崩しがち。
天から毒が降ってきて、「半夏」が生えて来る、というイメージを持ってみたら、やっぱり身の回りの清潔に気をつけて、少しでもさっぱりと、衛生的に過ごそう、というきもちになりませんか?
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