奈良へ…正倉院展、阿修羅展
奈良国立博物館で行われている正倉院展に、2年ぶりに行ってきました。
平日なのに、すごい行列です!
正倉院の宝物とは、756年に崩御した聖武天皇の愛用の品を、妻の光明皇后が東大寺の大仏に献納したもの。そして、東大寺の儀式用品、文書などです。大仏の開眼式で使われたものなども残ってます。
そう、なんと1300年近くも前の品々です。何度聞いても不思議です。そんな昔のものが、今こんなにきれいに、目の前にあるとは!!
今年はボランティアガイドさんによる解説を、事前に聞く事が出来たので、ポイントを押さえてみる事が出来ました。
漆塗りや螺鈿(らでん)の技法を凝らした工芸品は、細工が信じられないほど細かくて、「やっぱ、日本人はすごい~~~!!」と、大興奮。
今は逆に、できなくなっているのではないかと…
こんなすごい物たち、唐で作られた物や、シルクロードをはるばると伝わってきたものなどもあるのですが、日本で作られたものも当然あります。
一体、こんなに気の遠くなるような細かい作業を、どこの誰がしたんだろうね? と思っていたら…
それらは、当時の官司(役所?)に所属した、生産組織の人々によって作られていたそうです。(織部司、漆部司…などなど、そういえば歴史の授業で習った気がする)
そういう公的な技師さんたちがいたんですね~~
きっと、飛びぬけて手先の器用な人が、選ばれてそこにいたんでしょうね~~
と、言う事を、今回は出口のお土産コーナーで図録の代わりに買った、この本で知りました。
なかなか充実してました。
が、それにしても、人が多すぎます…(^^ゞ
ご年配女性が大半なので、何と言いましょうか、皆さんご自分の欲望に素直?(笑)
ま、わたしもそこに片足を入れていると、思わなくもないですが(自戒、自戒)
気を取り直しまして…
博物館の本館の方は常設展をしていますが、この建物がすごい!
と思って、帰って調べましたら、明治27年に建てられたフレンチルネッサンス様式の建築だそうで、重要文化財になっておりました。設計は、宮内省のお抱え設計士によるもの。
お昼は博物館の目の前にある、釜めし屋さんにて。
有名なお店みたいで、信じられないくらい並んでいたのですが、2年前には断念したので、今年はどうしても食べたい! という事で…
わたしは栗と鶏肉の入ったものを注文しました。食べて行くうちに栗もおこげになって、香ばしく美味しかったです^^
その後、頑張って興福寺にも行きまして、とってもハンサムな阿修羅像と対面してきました。
3つのお顔は、少しずつ表情がちがっており、悲しそうな顔、優しそうな顔、ちょっと笑ったように見える顔、という感じ。
母性本能をくすぐられ、「ん~~どうしたの?」と、ナデナデ、ギュ~をしてあげたくなる感じです^^
本当は、ならまちにも行きたかったけれど、タイムアップでした。。。
足も痛くなりましたし。。。
奈良は見所がギュッと集まっているので、またゆっくり来たいと思います!
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