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2010年3月20日 (土)

「なわとび千夜一夜」

昔から林真理子さんのエッセイが好きで、よく読んでます。

エッセイを書くのは難しくて、自分や、自分の周りの人を客観的にみて(つまり低く下げて)書かないと、読む側には全然面白くない。

エッセイに限らず小説でも、発表する文章って、身内を多少傷つけてでも、自分をさらけ出すくらいの覚悟がないと、書けないです。

多分、ブログをされてる人なら、この事に気が付かれてると思いますが。

しかし、当たり障りのないもの読んで、誰が面白いと思ってくれましょうか。その辺の兼ね合いが、難しいわけで。。。

子どもの頃から本や作文が好きだった私は、大人になってから母親に「アンタは小説家になるかと思った」と云われた事があるけど

物書きは、家族をかなり犠牲にしないといけないと気付いていたワタシ

自分の心の内を、家族にだけは知られたくないと思っていたワタシ

日記程度ならともかく、本にするための文章など、書けるはずもなかった訳で。。。

  

さてそこでこの林真理子さんのエッセイ

「なわとび千夜一夜」

週刊文春に、もう何十年も続いてる連載をまとめたもので、単行本も、それを文庫化されたものも、何冊も出ているのですが

ワタシがこれを好きなのは、旦那さまの悪口はさることながら、その時に一世を風靡している人(主に女性芸能人、文化人)についても、意見がズバズバ書かれている事。それに、皇室問題も。

普通なかなか、できる事ではありません。

この本は、2006年頃に連載されてたものが、2007年に単行本になり、それが最近文庫になったものなので、今から4年ほど前の話題がいっぱい出てて、かなり懐かしい。

この頃は、愛知万博があって、景気が良かった。

ホリエモンがテレビに出まくり、そして逮捕された。

秋田県で子どもを殺した畠山鈴香のこと。

細木数子の悪口もいっぱい書いてある^^

わ~、安倍内閣が発足だって。アレから何人首相が代わった事か。

そして、女帝問題。真理子さんは女帝には反対。そして悠仁さまが産まれて、解決(したのかな?)。

と、そんな世の中の話の合間に、早朝から英語やパソコンを習ったり、文化人団体(ここもノーギャラで活動してるらしいけど、すごい顔ぶれ)のイベントで地方に行った話、歌舞伎や着物、美味しいものを食べた話…などなど。

面白くって、一日で読んで、満足^^

本当に、厭味なく上手に書いてあるし、読みやすい。肩の凝らない息抜きにはピッタリです^^

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今日も読んで頂きありがとうm(__)m

林真理子さんは、小説ももちろん、面白いです!

最近は時代小説が多くなったのもあり、あまり読まなくなったけど、初期の作品は、若さが痛くて悲しくて、良いです^^

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コメント

ああ!これ、昨日読みたいと思っていたんです!
今度貸してください!

投稿: セロ | 2010年3月21日 (日) 22時10分

OKで~す♪

投稿: spiral | 2010年3月21日 (日) 23時02分

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