80歳でかなえた夢。
月に一度のエッセイ教室。
思いがけなくクラスメートの大先輩が手渡して下さった、一冊の本。
幸松キサさんは、好奇心旺盛で、積極的に色んなところに出かけて行き、その先々で周りから大事にされて、可愛いおばあちゃま。
常に愚痴らず、嫌わず、落とさず……
だから幸運が、向こうから近づいてくるんですね。
そんなキサさんなので、時々教室の後、「上手に書くねえ」なんて、ごくごく自然に、素直に、素敵に言って下さって、わたしも嬉しいんです。
去年の後半は、心臓ペースメーカーの不調でかなりお辛そうでしたが
春の訪れとともに元気を取り戻されて、一安心してました。
そうしたら今日のクラスで、こんな素敵な本を「出版したのよ」と。
川柳の会の会報誌に書き続けてこられた「裏書き」(編集後記、ってことかな?)の25年分、そのエッセイと、その時々の時事を詠んだ川柳をまとめた本です。
これが、も~、面白い^^
著者紹介には、昭和5年生まれとあります。
80歳の初出版。
クラスの後、いつもみんなでお茶をするのですが、今日は先生がワインを一本、頼んで下さって、みんなで乾杯しました。
わたしもこんな幸せな80歳になりたい。なれるかな、なれたらな…。
多分、ものすごく稀有な事のように思います。
ちなみに、この素晴らしい表紙の絵を描かれたのも、同じクラスのおばあちゃまです。
この方も来月、絵の展覧会でフランスに行かれます。
「ワタシ足が悪いからあまり出歩かないけど、フランスなんて、もう行くチャンスは滅多にないから、息子と娘に付き合せて、行ってきます」って。
若者も、頑張らなければ…ですよ。
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今日も読んで頂きありがとうm(__)m
今日の記事を楽しんで頂けたら、
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コメント
素晴らしい!
わたしたちなんてどんだけひよっこか
そして、こどもたちに常言ってる
「あなたたちは無限の可能性を秘めているんだよ!」
この言葉を今の自分に言ってやりたい。
そんな思いにさせていただきました。
素敵なブログをありがとう。
投稿: セロ | 2010年5月26日 (水) 00時42分
キサさんは決して、80歳で本を出したい!なんて目標を立てていたのではないと思うよ。
ずっとずっと書き続けてきた結果の今、なんだと思う。
可能性は、いつか突然花開くのではなく
今日も明日も、ずっと水をやり続けて開くんだね。
未来は誰にも見えないけど
今この時を大事にしつづける事が、未来を作るんだな~って
思います。
そしてその道の途中こそが、旅の目的なのかも、とも。
未来に待ってる旅の終わりは、単なるおまけか、ご褒美かもね。
うまく言えませんが…
投稿: spiral | 2010年5月26日 (水) 01時38分
ええな~。すばらしいなぁ。
80才の出版、表紙の絵、25年の裏書き、セロさんのコメント、spiralさんの返信、全部がすばらしいよ。
朝から泣けてくる。。。すばらしすぎてね。
投稿: つちや | 2010年5月26日 (水) 07時50分
朝から泣きましたか(^^ゞ
なんていい人だ^^
泣きやんだら、ポチっとしといてください(笑)
投稿: spiral | 2010年5月26日 (水) 17時57分