わたしの今年のテーマは「深く根を張る」
ちょっと飽きっぽい性格のワタシは、一つの事をじっくりというのが苦手。
そして、人間関係も……
きっと今までに袖すりあった方……
お仕事関係だけでなく、幼なじみ、同窓生、同じ会社に勤めた人、子どもの同級生のお母さん……
の中に、ゆっくりお付き合いすれば、素晴らしい方がたくさんいらっしゃったと思う。
なのに何となく、深くかかわる事を避けてしまったのはなぜかなぁ?
きっと、自分で壁を作って、話しかけにくい雰囲気を作っていたのかもしれない。
そうだとしたら、ワタシって損をしている、と思ったのでした。
そんな自分をちょっぴり反省し、先日、勇気をだしてある方にお声をかけ、ゆっくりお話をする機会を頂きました^^
年に何度かバーで顔を合わせる、少し年上のデザイナーさん。
インテリアではなくてプロダクトデザイナーさんなのですが、お仕事の話はほとんどうかがった事がなく、いつも楽しげにお酒を飲んでは、楽しげに去っていく、ひょうひょうとした方。
今はデザインの実務というより、若いデザイナーをまとめるマネージメントのお仕事を主にされています。
そこまでは、何となく知っていたのですが。
お話ししてみると、やっぱり色んな素敵なお話を聞くことができました。
そして、わたしとの多少の共通点。
そして、共通の知人も発覚(!)
うんうん、と思ったお話の一つ。
若いデザイナーさんがスケッチを持って、彼のところにやってくる。
「これ、どうでしょうか?」
「ここを、もっとこうしたらどう?」
「いや、それも考えたんですけど、でも……云々」
「そうか、じゃあ、こうする事はできないかな?」
「そうなんですけど、それが……云々」
つまり、
「ボクの助言を、ぜんぶ逆接の接続詞でつなげてくるんですよ~!」と彼。
「要するに、アドバイスをもらうためではなく、できない言い訳をするために、ボクのところに来てるんです。そいつに、自分が変わろうという気は、ないんですよね。」
(あ~~、分かる分かる!)
だけどそこで彼が偉いのは。
「だんだんとその事が分かったので、まず認める事にしました。「そうか、よくここまで考えたね」と、まず褒めてやらないと、今の若い子は動きません。なので最近はそうしてます。
変わるもんですね~人間って(笑)」
要するに彼は、若い部下の至らないところを批判するだけで終わっているのではなく、自分自身の指導の仕方を変えて、対応してる。。。
「は~なるほど、いろいろ大変ですねぇ」とわたし。
「いやいや、面白いです。若い子は可愛いです。ほとんど、自分の子どもみたいな気分です」
本気でそう思っているらしく、ニコニコと話す彼は
けっこう有名なデザイン会社の代表取締役でありながら
高校時代に持っていた「プロのオーボエ奏者になる」という夢をかなえるため、改めてプロ向けのレッスンに通い、自室を防音室にして本気で練習しているそうです。
さらにジムにも通い、トライアスロンかアイアンマンにも出るつもりとか。
やっぱりなぁ!
絶対面白い人だと思ったら、間違いなかった、というか思ってた以上の素晴らしい人でした。
その翌日、メールを頂きました。一部抜粋。
「40歳を過ぎてから、新しい友人とのつながりを作ることの大切さを感じます。最後の武器はそれしかないのでは。ミズタさんの積極性は、見習わねばと思いましたよ。」
いやいやいや・・・(照)
誰しも同じこと、やっぱり40歳くらいになると、考えるものなんでしょうか。
でも、嬉しかったです。
女の私が男性の相手を誘う、というのは、何だか誤解を受けそうな気もして、要らない事も色々考えたのですが、その方はそういう事を全く感じさせずに、受け入れてくれました。
もちろん、わたしも彼がそういう方だと感じていたから、話してみたくなったのですが。
あなたにも、ゆっくり話をしてみたい相手はいませんか?
思い切って、話しかけてみてはいかがでしょうか?
一歩踏み込むことで、必ず得るものがあると思います^^
さて、今日は、これからもうひと仕事しますよ☆
明日はクリエーションバウマンの新作発表会に顔を出し、その後は百貨店での伝統工芸展を見に行くつもりです。
う~ん、長男の熱が下がってくれて助かった!^^
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