一周まわった価値観。
こんばんわ。
インテリアコーディネーターで、オンライン雑貨店「ヒビハル」店主の水田です。
関西も、梅雨明けしました。
去年より13日も早いそうで……
梅雨が長引くのもうっとうしいけれど、これから9月まで、延々と猛暑が続くかと思うと、ちょっと気が遠くなりそうです(^^ゞ
でもワタシ何だか、今年はちょっとした期待感もあるのです。
節電ムードのおかげで(といっても、その端緒は、あってはならない原発事故でしたが)、
少し昔の暮らし方が見直される、きっかけになるのでは…と。
電気は万能で、これを使えば本当に、色んな便利が手に入って、社会ではそれが当たり前のように思われ、どんどん色んなモノが開発されて
便利になるのは、もう、無条件に、良いことだ!という雰囲気が、ますます強くなってきていたように感じていたのですが、
やっぱり、便利すぎるということは、人間を退化させる、と思うのです。
何もかもあって当然の暮らしでは、ボーっとしてても生きていける。
でもそうでなければ、何をするにも頭をひねり、身体を動かしますものね☆
雑誌「天然生活」の最新号で、こぐれひでこさんが
「豊かさのヒントは工夫にあり」
というエッセイを書かれています。
不便は工夫を生み、工夫が人を育てる。
本当の豊かさは、工夫して何かを手にする喜び。
その通りだと思います。
確かに、
物がなかった時代に、少しでも便利な方にと駆り立てられた先輩世代の気持ちも、十分に分かります。
でも、生まれた時から大量消費社会の中で育ってきたわたしたちや、わたし達より若い世代の中には、
便利な生活を十分に知った上で、「一周まわって」 丁寧に、身の丈に合った生活を送ることこそが魅力的で、心地いいんだな、
と、気付いている人も多いのではないかと思うのです。
大きな工場の機械で一度に大量に生み出されていくモノと、
小さな工房で、一つずつ手作りされたモノ。
値段を比べれば、当然、大量生産の物の方が安い。
けれど、使い捨ての物をたくさん持っているよりも、
ちょっと高くても、一つ一つ丁寧に作られた物を数少なく持つ、という方が、
幸せな暮らしに近いように思うのです。
(「ヒビハル」も、そんな提案に近づいて行きたいと、思っているのです)
気温は知らないけれど、とにかく猛暑だった今日。
川べりのテラス席でランチを食べました。
真昼だったけれど、オーニングの日陰で川面を渡る風に吹かれていると、十分に涼しくて、本当に気持ちが良かった。
テラス席を選ばず、クーラーの効いた室内の席にいたら、この気持ちよさを知らずにいたでしょう。
今までとはなにか違う価値観を、この夏、見つけてみたいと思うのです。
でもくれぐれも無理はせず、体調を崩さないように、十分注意して過ごしましょうね☆
それでは皆さま、今夜も良い夢を。
お休みなさい。
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