月に一度のエッセイ教室へ。
このクラスは年配の方が多いのですが、あたたかくなって、皆さんお元気を取り戻されたようで安心^^
その一方、受験生を抱えているお母さんは、色々心配で…と落ち着かないご様子でした。
クラスに入れて頂き、わたしは3年目になるのですが、ようやく緊張が解けてきたって感じです。
教えて下さっているのは、新野 新先生、
10数年前まで、関西ではテレビによく出ていらっしゃった、構成作家の先生なんです。
70歳過ぎて、テレビのお仕事は引退されてらっしゃるけれど、とってもお元気だし、お話しも面白いです^^
授業の初めには、1人ずつ順番に、この1ヶ月にあった出来事や、気になることなどをスピーチ?します。
それについてみんなでワイワイしたり、先生も「ほ~」とか言って、盛り上がります。
授業の本題のエッセイは、先生から毎月3つのお題が出され、その中から各自一つ選んで、1000文字の文章を書いて持って行きます。
クラスの人数分(毎年変動はあるけど、10名前後)コピーして行って、授業が始まる前に皆さんに配り、先生に指名されたら自分で朗読するのです(^^ゞ
コレがもう、緊張で!
エッセイも、当たり障りなく書いても面白くないし、かといって自分の中で消化しきれていない感情を書いても、読む側はしらけるんですよね。
自分で読むとなるとなおさら、そのことをよっぽど客観視できていないと、朗読なんてできません。
はじめの頃は、隠しても声が震えたり、泣きそうになったりしたことも。。。
だけど3年経って、かなり鍛えられました。
何せ、年代も性別も違っていて、バックボーンもバラバラなメンバーなので、
はじめのスピーチにしても、単に自分に起こったこと、自分にとって面白かったことを、そのまま話しても、反応はいまひとつ。
それでだんだんと工夫して、同じ事を話すにも、皆さんに受け入れられる話し方、結論の付け方など考えるようになりました。
エッセイもそう。
いくら素直な気持ちとしても、読んだ人が気まずい思いを残すようなものは、読んでもらえないな、と分かって来ました。
マイナスの思い出や感情を書くのはいいのですが、それを受け入れてもらえるように表現して、なおかつ1000文字に収めるのは至難の業です。
今日は、お題が「大阪」「レストラン」「財布」の3つで、
東北出身の方から見た大阪弁の話や、財布を無くして警察に行った時のエピソードなど、楽しいエッセイが多かったです。
一番良かったのは、子どもの頃、ご自宅に下宿していた大学生のお兄さんと一緒に、レストランで初めてクリームソーダを飲んだ時の思い出でした。
ちょうどわたしの母くらいの年齢の方なのですが、お話しの導入と、最後のまとめ方が素晴らしくて…
わたしは、長年愛用している左利き用の財布の事を書きました。
珍しい話だったみたいで、面白かったと言って頂けました^^
授業が終わると、大抵みんなでお茶しに行きます。
先生も一緒です。
夕方まだ早いのに、先生はいつもビールで、煙草を2本くらいだけ、吸われます。
わたしもビールお付き合いしたいけど、帰って子どものお迎えとかあるので、大人しくケーキとコーヒー^^
今日は年金の話とか、日本はこれからどうなるのか、という話で、ワイワイ盛り上がっていました。
わたしは今日は先生の隣に座らせて頂いたんですけど、
子どもの頃テレビで見ていた先生と、間近に普通にお話ししている事が、不思議でした。
勉強するほどに奥深くて、どんどん楽しくなるので、来年度もお世話になろうと思っています。
文筆は、仕事とは直接関係ない、単なる趣味、と思っていましたが
こうやってみると、自分の考えをまとめたり、相手に伝える工夫をするという事は、何にしても役に立つに違いないですよね!
ブログを書いている方も多いですが、ネット社会では、文章を書く技術は、案外重要なものかもしれませんね^^
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